いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から働き方や住まい方を再考しています。人生の時間比率は自分仕様に!

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

暮れゆく地元の休日から

河原はいつ来てものどかである。ただ川は干上がっていて、これから暑くなるのに水不足は大丈夫だろうか。 橋を行き交う車がにわかに急ぐ気配を見せ、休日の終わりを意識させる。ランニング、テニスをする人、ドッグランに集う人、犬を散歩させる人。鳥の鳴き…

人生が変わるということ

職業訓練が始まった。久々の学校生活は何というか本当に「学校」で、教室に集い、先生の授業を聞き、タスクを一斉にこなし、授業の合間に規則正しく休み時間を設け、掃除当番まである。 近代から始まったこういう学校の制度やスタイルが合わない人はもちろん…

詰んだ年を前に

ハロワの職員はなぜか優しかった。 同情もたぶん入っているのだろう。 職業訓練を前に、一度失業認定を受ける必要があり、行ってきた。 テクスト代を引き出し、散髪に行き、夏物衣料を買う。それだけでけっこうお金はとんでしまった。だが来週までに雇用保険…

AIおよび機械化と事務作業

人工知能(AI)の導入は事務系労働者を一掃するという。事務職のほとんどをAIは代替できるそうだ。ネットを叩けば「人工知能の進化・導入によってなくなる仕事」関連の記事は山と出てくる。事務職はその代表格らしい。Excelの表計算もグラフ作成もAIなら容易…

ドライブの記憶

土曜の夕方は特別な時間だった。 四国へ帰ってくる前は、その時間必ず原付を繰り出して郊外のショッピングモールへ出かけていた。アメリカ東北部を模して丘陵地を開発した、山野に連なるそこのアウトレットが程よい気晴らしとなった。 住んでいたアパートか…

働かなくてよい日々へ

お金のことについて、昨日また新たな事実が判明した。 これから数ヶ月間、アルバイトは実質上できない。 通常、雇用保険受給中の人がアルバイトしたときは、稼いだ分の金額が当月の受給額から減額されて、その分は一番最後の月に繰り越しで給付される。が、…

一つ以上の世界

祝福を。 今日は私にとって大切な日だ。 きょう5月17日から19日まで、 イタリアはボローニャで (Ermeneutica dell'Illuminismo)「啓蒙の解釈学」と題したハンス・ブルーメンベルク研究のシンポジウムが開催される。http://www.dfc.unibo.it/it/eventi/erme…

実りのメタファー

祝福を。 叔父から畑でとれた空豆を大量にもらったので、すべてサヤから出した。けっこうな量である。サヤごと冷凍保存するのが最適らしいが、冷凍庫スペースに限りもあるので全部剥くことにした。で、2時間ほどかかって作業を終え、ボウルに持っていま夕飯…

ひとりごはんは立食いで

祝福を。日に日にやる気というものを失いつつあるようで怖い。 煮詰まる。 親は今介護で必死で、付き添い用の弁当というのを数食分自作し、朝早く車で出かける。その必死さというか常人の倍タスクをこなす雰囲気を見ていると何も言えない。 揺れ動く自分。 …

煮詰まらないために

ハローワークはえらい混みようだった。3月末で退職した人たちの失業認定日が集中しているのだろうか。立ち見者がいる位である。 私もその一人で無事手続きを終えた。 変わったことというのは、ない。なぜスーツ着て出かける日に限って雨なんだとか、良さげな…

一日と十年後

祝福を。前職を辞めて1ヶ月と7日を経た、いわきびです。 連休は基本、在宅していた。夕方買い物や飲食に出るくらい。家に居ると、煮詰まる。その前に地元に居ると煮詰まる。眩しい青空が忌まわしい。どこかへ出かけてアクティブに活動して命を燃やしていなけ…

麦秋

郊外では麦が色づいてきた。 藤は散りかけ、えんどうは次々実り、空豆はぐんぐん伸びる。 何のかんの言っているうちに季節は過ぎる。 人が伸びるのも衰えるのも、実はゆっくり徐々に、緩慢な営みなのかもしれない。 麦の色づき方は面白い。それぞれの敷地ご…

ビッグイシューから学んだこと

ビッグイシューという雑誌をご存知でしょうか?ホームレスに仕事を提供し、自立を応援する事業として、ホームレス当事者が路上で販売する雑誌です。 定価は1冊350円、このうち180円が販売者の収入となります。最初の10冊は無料で販売者に提供され、その売り…