このたび能登半島地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。一日も早い復旧・復興を心よりお祈りいたします。
年末から風邪をひき、体調が優れないまま年を越した。29日から微熱と悪寒、鼻水が続き、解熱剤と漢方薬で家にこもりながら大晦日も過ごす。
昨年の年末もコロナで寝込んだため、年の瀬に体調を崩すのが恒例化したら嫌だなあと思う。
元日は熱も下がり、鼻も喉もだいぶ楽になったため家族と初詣に行く。
まずは山べりの近所の氏神様らしい神社へ。
石段の脇は整地された庭のようなエリアがあり、木の実の彩りがある。
これはクチナシの実だろうか。
参拝を終えて麓へ降り、そこから温泉街を歩いて別のお寺へ足を伸ばす。
これはお寺の飲食店の屋上。
温泉街の一角。数年前完成した鮮やかな建物で、観光客で賑わっている。
かなり混んでいて歩いて自宅近くへ戻ってきた折に、母が「せっかくなのでもう一箇所参拝したい」と言うため、家から一番近い神社へ。
着くとここも長蛇の列で、最後尾に並ぶと何となく所在ないのでスマホを開くと能登半島地震のニュースが飛び込んできた。
それからはもう帰宅すると皆でテレビに釘づけになり、津波と激甚な揺れの様子、度重なる余震の緊急速報に見入っていた。東日本大震災の直後を思い出す。
3.11以降も他の地域で大きな地震はあり、豪雨や台風で災害は毎年のように猛威をふるうのに、
今回の地震は政府対応が粗末で遅い。道路寸断が激しく港も津波被害を受けたため陸路海路ともに現地入りが難しいー、それがよく報道されるけれど本当にそれだけだろうか。なぜドローンを禁止したのか。
正月2日目には飛行機の炎上事故もあった。どうにか三が日を終えて2日間仕事に行き、三連休を有意義に過ごそうと意気込んだのも束の間、7日にまたしても寝込んでしまった。
なぜか左後頭部の激しい頭痛と吐き気、立ち上がるとわずかなめまい、胃に食べ物を入れることもできず終日寝て過ごす。昼過ぎに家族の勧めで飲んだ正露丸が効いたのか、吐き気は治まり頭痛も次第にやわらいでくれた。夕飯は無事食べ終えて、風邪ひきの一週間近く服用を休んでいた鉄剤も飲んで12時前に布団に入ったら、今日はだいぶ回復していた。
自分も若くない、と痛感する年の初めになってしまった。これまで決して身体に良くはないが致命的なダメージでもなかった不摂生の数々ー何となく夜更かし、遅い夕飯、飲酒、退勤後時間があれば回り道して帰るなどーが、一気に身体にこたえるようになってしまった。
どこも痛まない、めまいがしない、吐き気もない、それだけのことがこんなに有難いものかとしみじみ感謝する。
実家暮らしだと飲み食いや家事、身の回りのことその他を自分の裁量やタイミングでやれないことが多々あって、それを解消するために不摂生のあれこれをやってしまう面もあった。遅寝もいわゆる報復性夜更かしだろう。
でも、ちがうのだ。美味しく酒を飲み、娯楽や学術で本を読み、ものを書く時間を作るために健康的な生活を送るのだ。
飲酒できなかった年末年始の味気なさ悔しさは忘れられない。今年はなるべく早寝早起きで健康的に自分の時間を作る。
写真は今日の夕方買い出しがてら散歩した道で出会った彩りたち。
冬の南天は格別。
熟柿と南天。
残菊。
カルカヤの線が美しい。
どうか皆さまがご無事で過ごせますように。