いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から、働き方や住まい方を変えたく奮闘中。人生の時間比率は自分仕様に!

暮れゆく地元の休日から

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河原はいつ来てものどかである。ただ川は干上がっていて、これから暑くなるのに水不足は大丈夫だろうか。

橋を行き交う車がにわかに急ぐ気配を見せ、休日の終わりを意識させる。ランニング、テニスをする人、ドッグランに集う人、犬を散歩させる人。鳥の鳴き声が増し、日暮れが迫っているのがわかる。

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川沿いの道路にはアパートが立ち並ぶ。単身者向けのものも多いだろう。引越した当初は市内で部屋を借りようとしたのだが、仕事も有期で地元もいつまで居るかわからず、家族の反対もあって断念した。

あと数日で、帰郷4年目を迎える。その間進展したこと、良いことはあっただろうか。

震災後に始めた美学、哲学、形而上学、神学の勉強。Hans Blumenbergとの出会いはその延長であった。一回目の失業期間と同じく、語学学習を進めている。

貯金も昨年まではそこそこあったのだが奨学金繰上げ返済を急ぎ、今はほぼ余裕がない。実家暮らしだから飢えずに済んでいるだけである。

何でこんな誇れもしないことを書くかというと、同じく行き詰まった人の目に留まって何かの参考になればと思うからだ。8月末がたぶん今年の自分にとって一つの区切りになる
と思うので、その時まではしぶとく暮らそうと思う。

草むらに虫の声がする。違うだろうが蝉に似ている。六月末、木陰や繁茂の奥からジー…と湧くようなあの音、あれが夏の気配だ。

来月あたまには田植えが始まる。それを待つ早苗の群れは、夕陽に照らされて黄金と若草に輝きを増す。

季節は確実に動いている。同じ状況は良くも悪くも続かない。昨朝は今応募しようとしている求人の給与額を親に鼻で笑われたことで喧嘩になり(この歳で正社員はないし割に合わないし、あっても初任給なんて月収20万を下るのは珍しくない。それが高度経済成長を前提とする世代には解せないらしい)、自分の経歴と年齢と地元のミスマッチを呪いたくなったが、その親も永遠に生きはしない。介護してる祖父母も。

だから、私はその日までのらりくらりしぶとく生きて、会うべき人や行きたい所にまみえるまでしのいでいこうと思う。

ろくに災害も経験せず、為政者からの支配や抑圧も歴史上たいして経験していない土地でむきになることはバカらしい。明日からもまた暮らすこの地元と、どうすれば快適に渡り合えるのかその術を探すいわきびなのでした。