いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から働き方や住まい方を再考しています。人生の時間比率は自分仕様に!

地元とつきあう

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写真は公園の堀から撮影した温泉街の風景。この寒いなか園内は屋台が出ているが桜は二分ほども咲いていなくて、人もまばらである。
観光地とはいっても観光客向けの店や宿の周りにある、近隣の生活圏が活況と生彩を放つのがこの辺の味わい深さだと思う。この付近を巡ると、世俗の苛立ちが不思議に浄化されるのでこうして住んでいられるのだろう。

仕事は結局未定でーというより決まりかけて断ってしまった。通勤面であまりに負担が大きかったからだー、来月開講される職業訓練の受講を優先しようと考えている。

ただ、稼ぐほうを優先してもよかった。それこそ訓練を受けてすぐ仕事に就けるとは限らないし、公務員がやってるハローワークの鈍さも前回失業したとき痛感したので、仕事があるうちに切れ目なく働いてブランクを作らない戦略でもかまわなかった。少しでも得意なことを生かしてスキルアップとまでいかなくてもそれなりの実績は積める。

一方で、ただ計画が狂っただけの理由で4月3日から就業というのもこれまた納得いかない気持ちがあった。無理やり働いてもスキルが中途半端なので、一年どこかで稼いだとしてもきっちり体系的に学ぶコスパとは比較にならない。まあ失業すれば訓練のほうは受けられるんだからどっちでもよい話とは思っていた。
雇用保険さえすぐ出ればこんなグダグダにはならなかったのは確かで、もう何十回も書いたか言ったか知らないが、

もっと早く、あと数ヶ月早く、年度途中でバシッと辞めるべきだったのだ!!!

期間満了までガマンしたこと自体が大きなムダである。

せっかく吐き出す場所があるのだから何回でも言ってやる。


で、今の問題は何かというと、職業訓練をもし受けるなら、それまでの稼ぎをどうするかだ。短期の仕事を入れればよいのだが、派遣で短期(3ヶ月以内)の仕事は近年すごく減っていて、基本限られた職種と対象者しか受けられない。ほかにshotworksなどで探すと引っかかるものもあるが、別途登録が必要だったり、こちらの都合の良い日でなかったり、イマイチズレている。やはり手っ取り早いのは飲食店か数日限りの販売みたい。


もう3年前になる前回の失業時に、東京のお友だちへ短期飲食店バイトの休憩中に近況メールを送ったら、「派遣で働いたほうがメリット多いしコスパも良いですよ」という返信が来て、今回は自分もそう思い色々試したんだが…


大都市と地方都市の大きな違いのひとつに、交通網の利便性がある。

交通費や通勤手段、時間がネックになることは多々あるのだ。まして派遣のばあいは交通費が別途つくわけではないので、もともと交通の不便なこの土地で仕事を選ぶとなると…こういう選択肢の狭さが嫌で移住を試みたがうまくいかず…、以下省略する。

大都市では人口比からいってももともと仕事の数や選択肢が多いし、少々歳いってスキル半端でも仕事は選べるのだろうが、地方だとそうもいかない。

受講開始から失業給付を受けられる公共職業訓練の受講中も、週20時間以内なら働いてよいことになっているから、何か労働をと思う。だいいちいわきびなんかの給付額はここへ書けない金額なので、この雀の涙を補うために何かしら稼ぎを!と鼻息も荒くなる。

迷走に見えるだろう。

だが自分としてはかなり間口を広くとって短期間で柔軟に動いてきたつもりだ。

それをこの土地しか、狭いレールしか知らない人々に上から目線ーというより檻の外から獣をひやかすようなーで知った口をきかれる言われはない。

月曜から何をするにしても、地元ととのつきあい方において精緻な戦略が必要となる。でも、のらりくらりで脱出の機会は狙っておく。明日は世間で休日だが、いわきびは提案する。働く人も働かない人も、何をしている人も何もしていない人も、暦に縛られるなと。

個人はそれぞれ身体のうちに固有の時間をたたえ、自分の時にしたがって生きればよいのです。それを無理やり破壊する戦争や、労働や、家制度や、慣習を、いわきびは否定する。
皆さんは、自分の命だけを肯定すればよいのです。