いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から働き方や住まい方を再考しています。人生の時間比率は自分仕様に!

正社員応募をやめる、&地元ほかの選択肢

祝福を。
選択肢の無さに今更ながら失望中のいわきびです。

今日は数日前問い合わせたシェアハウスから返信が来た。が、もう明らかに日本語を十分に操れない外国人からで、メールの中身は問いへの答えもなく、そもそも窓口にちゃんと話のできる人員を置いていないもようで、これはダメだ、と判った。
ま、入れたところで生活費が苦しいことに変わりはなく、そもそも今から引越し準備だ何だとやっても4月頭に転居は不可能だ。シェアハウスなら初期費用は安く済むかと思ったのだが、もう賃貸契約と家賃が払えてもその後の生活が困難な資金しか今手元にないのだから、「ふつうの」県外転居は少なくとも4月には無理とみた方がよい。

残るは地元で働くか職業訓練、もしくは県外で居候して職業訓練だ。
って後者だとその間収入は雇用保険とやれたらバイトだが、それをするならやっぱり今の土地へ残って中級以上のOAスキルを職業訓練か、登録した派遣会社でオンライン受講できる講座で学びつつ、小金を貯めて返済、が着実だろうなと思う。

結局今のスキルのまま都会へ出ても単なる出稼ぎにしかならず、食うや食わずで半年〜1年経って資金繰りが難しければ立ち往生とあいなるのだろうか。

で、しぶとく自分に問うてみる。

旅費がまかなえて、自分の都合で休みがとれて、家族と別居すること。この三つがそろえば、地元で活動することは可能だ。働くにしても自分の学びや発信を続けるにしても、「正統な所属」にこだわらず、むしろ自分でポジションを作っていく企図さえあれば、今の土地でも望む道が拓けるのではないか?

もちろん奨学金の完済も年内(長くても来年6月まで)にはする予定なのでその分稼ぐ必要がある。だが地元の賃金は低い。また、地元の人口規模からして、匿名で居られる気安さの味わえる場所は本当に限られているので、煮詰まり対策も必須だ。

そんな中、自分なりに一歩進めたことがある。昨夜、正社員転職サイトからのメール配信を停止した。登録はしてあるから、求人を探して応募することはできるけれど、毎日メールを開けばオススメや新着求人紹介が沢山来ていてそれらをスクロールするだけで時間を取られる、ということはなくなった。

正社員は、もはや安定でも勝ち組でもない。職場で、病休者の空いた座席を見るにつけ、本当はわかっていてもなかなかキッパリあきらめることもできなかった正社員応募をもうやめることにした。年齢やスキルのこと以上に、ライフワークと生計労働をキッパリ分けるつもりなら、こんな求人に応募してる場合ではないのだ。

転職と転居に向けて、秋から動き、調べ、いまこんな状況になるとは思ってなかった。でもこんなことを言うのはアレだが、今の職場の退職が決まってほんとに良かったと思う。一緒に働いた人たちは個別には皆良い人で、特別お世話になった方たちにはもっと笑顔で接したら良かったのだろうが、やっぱり自分にウソをつき続けることはできない。今できることは引き継ぎと、シュレッダーと、最終日の挨拶とお菓子を何にするか考えること。

ともすれば悔しさが、涙が、不安が押し寄せてきそうな毎日だが、生き残ったのはきっと人生を楽しむためだと思うので、あの帰郷した日ーしまなみ海道で歩いたり、水を飲んだり写真を撮ったりめいめい楽しんでいたランナーたちーを思い浮かべながら、そろそろ帰宅するか、と腰を上げるいわきびなのでした。