いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から働き方や住まい方を再考しています。人生の時間比率は自分仕様に!

世界を汲み上げ、自分の明るみへ

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祝福を。会社とさよならを決めて、ようやく周囲にも伝え始めたいわきびです。

今の課題は振り返らないこと。新しい仕事のために応募&結果待ち、部屋探しのあたりをつけ、かつ家族に告げるタイミングを狙う。
今の自分ほど優先順位をどうするかで選択肢が違ってくる立場もそうないだろうと思う。ハッキリしているのは、どこでどんな働き方を選ぼうと、生活のイニシアを取り返すこと、人生の手綱を奪還すること、ゆるやかな自活に少しずつ自分で生み出した利益や価値を加えていくこと、主体性の回復、が最優先ということ。

写真は週末に山道で撮ったホトケノザアメリカフウロ。伊予路の山辺は椿も開き、水路は光り、だんだん賑やかになりつつある。河原に立っても山際を歩いても、この土地が与えてくれる恵みに与し、則って暮らせば何も不都合はないのかもしれない。
しかし、ブログを始めて実感することは、みんな色んな形で「世界を読みとり歴史をつづる権利」を行使して、記事を書き、写真を載せ、動画を撮り、絵を描き、コメントし、せっせとこの世界との絆を作ろうとしている。パウロフレイレが言ったように「世界に埋没する」のではなく「世界と共にある」生き方のために。
かつては新聞・雑誌の意見欄、文通、ガリ版刷り、ミニコミ、同人誌くらいしかなかった個人の発信と意思表明の場が、ソーシャルメディアの普及でグッと手軽になった。そ時代のそういう側面だけは、生きていて感謝なことだとしみじみ思ういわきびなのです。