いわきび、森の明るみへ

四国の片隅から働き方や住まい方を再考しています。人生の時間比率は自分仕様に!

再び働く日々へ

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祝福を。昨夜から雨で、今外はぐっと冷え込んでいる。授業が終わると皆それぞれの日常があり、残って練習する人を除いてめいめい自分の生活軌道に戻っていく。

実は、就職が決まった。失業してから細々と応募を続けてきた求職活動のうち一つが実ったのだ。勤務は来月からなので、それまでに準備や手続きがある。デスクワーク以外に体力を使うことも多い仕事なので、身体を大事に調えなくては。

感謝なことだ。詳細省くがこの案件は私のライフワークにとても役立つので、今回ばかりは与えられた場で尽力しようと思う。

就業場所は、前職や今住んでいる場所とはエリアが全く異なるので地元といえど何だか別世界へ行く気分である。

これからの手続きは初めてのことが多い。雇用保険受給中に就職が決まったばあい、残りの受給額はどうなるか。条件によっては再就職手当てが出るが自分のばあいはどうか。住民税支払い通知がもうすぐ届くと思うがこれはやっぱり今払うのだろうか。国保も納付書が来たら払わなくては。何より訓練中、一番不得手で人から教えてもらうのが一番良かろうと思っていた部分が手つかずになる。テキストは購入済みなので自分でやることになるだろうな…。


最近、二正面作戦の意義を考えている。

大震災のあと、色々あって不要なモノや関係をたくさん断捨離してきた。その道すじに思いもよらぬ学問分野や論者との出会いがあった。まだ完済に至らないが、この間繰上げ返済に使ってきたのは進学の足しにと貯めてきたお金である。それを吐いて、転職ジタバタ、前職を辞め、移住資金難に陥り失業者となって雇用保険を受けてー。その間ろくに文献は読めず、というより読んでもノートやレジメとして括り上げることができず、何をしていても「こんなことをしている場合なのか」という揺さぶりがつきまとった。貯金を崩してしまったショックは大きくて、何か興味関心のあることに着手しても、「その先に大舞台などない、趣味道楽で終わるだけだ、何かをするまとまった金がないのだから」という思いーというか現実ーがすぐわが身を浸す。

でも通学が始まり、年齢も前職も社会的立場もバラバラな人たちと同じ教室で学ぶようになったから、少しずつ気持ちも落ち着いてきた。手持ち金も受給できる基本手当も金額は少ないが、私には複数のことにどうにか手をつける時間がある。学友の中には放課後すぐ子どものお迎えがあったり、週末は介護が必要な親の面倒をみたり、甥っ子姪っ子の世話に追われる人も多い。私も今でこそノータッチだが、自分の両親はそれぞれの親の介護で丸一日の休日というものがほぼ無い中、家事や仕事をやっている。
自分もそうやって、これまで前職と新たな学びを進めてきた。たぶんあまりに忙し過ぎる家族と同居しているせいで、それよりマシといえる自分の奮闘を全くカウントできずにいたんだろう。

お金はまた貯めればいい。いま第一線に居る人に比肩できなくとも、同じ問題関心を持つ人たちとは世界中どこに居たって同志だ。近く会うその人たちとはネットなり文書なりでフォロー・交流しながら、自分の生活圏に労働や家事以外の大事なことを根づかせていく。

大切なのは0か100かの違いでなく、0と1の違いだ。

できるかぎり複数の時間を!

立ち止まると惨めさと徒労感が迫り来るので、なるべく空白の時間を作らぬよう心がけている。

写真は数日前の夕景。郊外では夏野菜の苗が伸び、田植えを待つ田園が拡がっています。これからの暮らしに何が待ち受けているか、わからないなりにも日々を大切に歩むつもりです。ここを訪れて下さる方、他リアルで見守ってくれる方たちに感謝して近況報告といたします。